紀元前1世紀に建てられた、岩をくりぬいて作ったとされるこちらの古代遺跡。

一節によると今のサウジアラビア付近で栄華を誇った、ナバテア王国の131ある遺跡のうちの一つだという。

ナバテア王国は紀元前2世紀前半頃にペトラ(現在のヨルダン西部)を中心に栄えたナバテア人の王国。紀元前168年に建国されたが、紀元前63年にローマの属国となり、106年にアラビア属州に併合という形で滅亡した。

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王族や高貴な人物の墓として建築が進められていたが、完成には至らず未完成のままで、砂漠のど真ん中に放置された状態のまま残っている。今回はこの建造物にフォーカスしていきたいと思います。

砂漠にそびえる孤独な城

サウジアラビア北西部に位置する広大な砂漠の中に、何世紀にもわたって眠り続けている巨大な城。

この地域はアラビア半島の北と南を結ぶ古代の重要な貿易ルートであったと考えられている。

香料を中心とした貿易と、交易による関税収入が主収入となっており、ナバテア人の大部分は隊商活動に従事していた。ナバテア人は元来遊牧民族であったが定住化に伴い農業を行うようになり、ブドウやイチジクなどの果樹栽培、家畜の飼育なども行っていた。また、生産したブドウを利用してワインの生産も行っていた

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 遺跡の下に人がいるが比較してみると、いかに巨大か、お分かり頂けるだろうか?

神秘的であり、これほどまでに立派な建造物を作れる技術や権力が当時存在していたと考えると凄い。

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しかし、およそ1900年もたっているのに、何故これほどまでに保存状態がいいのかというと、サウジアラビア特有の乾燥した気候によるものだという。 

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ナバテア王国に存在した様々な古代建造物

皆さんの中には、こういった岩をくり抜いて作られた建造物に見覚えがある人はいるだろうか?

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ヨルダンに存在する、ペトラ遺跡もまた有名だ。こちらもナバテア王国によって建造されたものだといわれている。こちらのペトラ遺跡は当時の王国の首都であったとされている。

1812年にヨーロッパの探検家が発見し、西洋諸国に知られるようになるまで、未発見のまま眠り続けていた。

こちらもナバテア王国によって建造された遺跡

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何故これほどまでに類似した遺跡が各地に存在していたのかというと、一節には巨大遺跡を中心として、周辺にはかつて都市が繁栄していたとされている。

今回発見された遺跡も貿易ルートの要であったことからも有力な説であることに違いない。

そして、2008年にはUNESCOユネスコの世界遺産にナバテア遺跡群が、サウジアラビアで初となる世界遺産登録を果たした。

皆さんも、もし中東に旅行する機会があれば古代遺跡群に立ち寄ってみてはいかがだろうか?

引用元:http://www.dailymail.co.uk/travel/travel_news/article-3039503/