タテ型で市場が拡大してる?「縦読み漫画」の魅力や従来の漫画との違いを徹底考察!

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タテ型で市場が拡大してる?「縦読み漫画」の魅力や従来の漫画との違いを徹底考察!

「Webtoon(ウェブトゥーン)」と呼ばれる、スマートフォンを縦にスクロールして読む韓國発の「縦読み漫画」が若者を中心に人気を集めています。今でも作品の多くが韓国で制作される中、日本でも「縦読み漫画」への挑戦が始まっています。

『名探偵コナン』などを掲載している小学館は縦読み漫画部門を設立するなど、日本の漫画界も大きく変わってきています。

そこで今回は縦読み漫画の魅力や従来の漫画との違いについて漫画編集者・佐渡島庸平さんの解説とともにお伝えします。

縦型漫画Webtoonとは

Webtoonとは、「web」と「cartoon(漫画)」を掛け合わせた造語で、縦スクロールで読み進めるフルカラーのデジタルコミックを指し、2004年に韓国の電子コミックサービス「NAVER WEBTOON(現LINE WEBTOON)」が発祥だといわれています。Webtoonの全世界での市場規模は急速に拡大しており、2028年には約3兆7512億円になるとも予測されています。

従来の日本の漫画との違い

Webtoonは気軽に隙間時間でスマートフォンで読むことを前提につくられています。そのため、従来日本で描かれてきた漫画のように伏線を回収したり推察したりする”複雑な内容”よりも、”展開がある程度予想できるストーリー”が好まれる傾向があります。

またフルカラーで華やかに描かれており、パッと見ただけでも印象に残るイラストのものが多いというのが、従来の漫画とは異なるポイントです。

漫画編集者が考える縦読み漫画Webtoonの魅力

日本の漫画界も熱い視線を送る「縦読み漫画 Webtoon」。

『ドラゴン桜』や『宇宙兄弟』、『働きマン』など、数々のヒット作を担当してきた漫画編集者の佐渡島庸平さんは、自ら縦読み漫画のスタジオを立ち上げ、プロデュースを行っています。

紙媒体の漫画が減少し、電子書籍が増加する?

佐渡島庸平さんはNHK首都圏ナビに2022年12月22日に掲載されたインタビューで以下のように答えてい

ます。

「紙のほうが無くなっているわけではないんだけど、10代の人たちが触れるものは紙よりもデジタルのほうが増えていて、20、30年という単位で見ていったら紙は無くなっていくと思うんですよ」

としています。

実際、AmazonのKindoleや、漫画アプリなどでの電子書籍が普及しています。そして“縦読み”のメリットは、初めて漫画を読む方が電子書籍でも簡単に読めるところにあるそうです。

縦読み漫画の魅力は迷子にならないこと

縦読み漫画Webtoonの魅力について佐渡島庸平さんは

「縦スクロールの漫画って、読み方が分からない人は誰もいないんです。操作や見方が簡単ですよね。全世界に届けようと思ったときに、シンプルで分かりやすいということは、すごく重要だなと思った。

見開きのモノクロ漫画じゃないと伝えられない複雑な感情というのは存在するけれど、それよりも多くの人が気軽に読んでくれるところ、そこでいい作品というのをどうやったら作れるだろうかということを、考えてもいいかなと思ったんです」

と語っています。

紙媒体での漫画を読み慣れている筆者にとってはカット割からも作者の意図が読み取ることができ、それも漫画の魅力の一つであると感じていましたが、たしかに、読む順番を間違えると訳がわからなかったりするので、縦読みはその点が非常に明確で、魅力と言えますよね。

「縦読みならでは」の魅力も

また佐渡島さんは、“縦読み”ならではの表現方法にも魅力を感じているといいます。

「オールカラーということですね。やっぱり色があると、表現手法はすごく豊かですよね。例えば、火の色ってモノクロだったら、ここまで絵が映えないので、もっとあっさりした表現で終わらせると思います」

漫画だけでなく「わかりやすいこと」「初めてでも使いこなせること」「答えが決まっていること」が重要視されている現代において、白黒で読者のイマジネーションが求められる日本の従来の白黒見開き漫画よりも、カラーでコマ割りなどもなく分かりやすい縦型漫画(Webtoon)が世界的に受け入れられているようです。

最後に

今回は縦読み漫画(Webtoon)について従来の日本の漫画との違いなども含めてまとめてきました。スマホやタブレットでの電子書籍の市場が拡大しており、その中で日本の漫画のように見開きの漫画よりも、スマホ・タブレットの操作でもある縦にスクロールできる縦読み漫画Webtoonが広まってきているようです。

今後も市場として拡大していくでしょうし、今後もどのように展開していくのか、楽しみですね!

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