AR(拡張現実)ってなに?

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AR(拡張現実)ってなに?

スマートフォンやタブレットが日常にありふれ、当たり前のようにAI(人工知能)やVR(仮想現実)を使ったゲームやシステムが続々と登場するようになりました。これに続いて現在普及されつつあるテクノロジーがAR(拡張現実)の技術です。今回はARとは何なのか、実際にはどんな活用が出来るのかなど含めて解説していきます。

ARとは?

「Augmented Reality」の略で、日本語では拡張現実と訳します。その文字通り、目の前の現実の世界に仮想の世界を重ねて、それを拡張する技術のことを指します。すなわち、カメラを通してみている世界にCG合成などのデジタル要素を追加し、仮想的な現実を生み出し、そこに実在感を出すことができるのです。

VR(仮想現実)との違いは?

「Virtual Reality」の略で、日本語でバーチャルリアリティー、もしくは仮想現実と訳されるVRと似ている技術で、一緒のようなカテゴリーにされることが多いのですが、その違いは、ARの世界観としては現実世界が主体となり、そこに仮想が追加されるもの、に対して、VRの世界観は100%バーチャルのものであることです。現実世界を拡張する技術のARに対して、VRの方がより一層仮想の世界に入り込みやすいということになります。また、使われるデバイスにも違いがあり、スマートグラスやARグラスだけでなく、より身近なスマートフォンやタブレットをも利用できるARに比べて、VRの使用できるデバイスは基本的にはVRヘッドセットやスマートフォンだけに限られてきます。

どんな活用方法がある?

ARはさまざまな分野、業界、シチュエーションで使えるとても便利な技術です。ゲームなどのエンターテインメントはもちろん、カメラのエフェクト機能などにも使われ、美容やコスメ分野での活用、他にも観光案内や家具のイメージを手助けするアプリとして小売業や企業のマーケティング、プロモーション、としての活用、Google翻訳の「Word Lens」機能として、また今後は業務の効率化、さらには教育での活用も広がっていくと言われています。

おわり

どうでしょうか。大まかなARのイメージが湧きましたでしょうか。現在も、2020年ごろから引き続き世界的半導体不足が話題ですが、電子部品販売店RSなどで手に入るゲートドライバなどの各半導体が使われるARのデバイスも例外ではなく、製造において支障が出ています。今後はそれが解消され、様々な分野でさらに活躍するようになると言われている技術ですので、私たちの生活の中でもっと目にする機会が増えることでしょう。

 

 

 

 

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